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    いきなりですが、「個人事業主の方、法人(株式会社)にしてみませんか?」という話です。

    「そんな、株式会社だなんて。株式会社にするほどの規模じゃないし・・」とか、「私の仕事が株式会社になるなんて・・」と尻込みする方がおられるかもしれません。「そんなに売り上げはないし、株式会社にすると何だか色々と面倒そうだし・・」という方もおられるでしょう。そうですね。確かに法人にすると、個人事業よりは色々と手間隙が多いし、何かと細かい決まりが多いです。


    でも、そういう手間隙、面倒なことを補って余りあるメリットがあると、この私、身を持って実感しています。1番のメリットは、「対外的な信用度」だと思います。やってる仕事は個人事業の時と同じでも、「株式会社」では信用のされ方が大きく違います。その点で、「集客」がしやすくなります。お仕事をもらえやすくなります。私は2009年に個人事業から開始して、開業5年目から法人成りしましたが、その後、ガラッと変わったと感じるのは、「信用のされ方」です。こちらからアレコレと働きかけなくても、「信用してもらえてる」と感じることが非常に増えました(それまでの何倍も)。その結果、お客様も増えましたし、売り上げ(利益)も少しずつですが順調に伸びています。


    株式会社になったせいか分からないのですが、「ある地域において、世間的に少々著名なお客様」との繋がりが少々出てきました(詳細は言いません)。個人事業時代にはありえなかったような「繋がり」が何だか出てきたな~と感じます。


    株式会社を作るのには労力とお金が掛かります。まずは手始めに、社名を考えて、「定款(ていかん)」を作らないといけないのですが(会社を作った後に定款を作るなんてことはできません)、ネット上に色々な定款のサンプルがあるし、色々な本も売っていますので自身で作れないことはないです。そして、会社の印鑑も最初に作ります。これは、印鑑屋に頼めばいいので、さほど面倒ではありません。そして、会社用の銀行口座も作りますが、これは少し手間と時間が掛かります。そして、資本金を少し用意する必要があります。資本金は1円でもいいですが、1円だけ会社にあっても何も買えないので(仕入れをしなくても日々、売り上げが入ってくるなら別ですが)、1円資本の株式会社はあまり現実的ではありません。法人設立の届けを色々なところに出すのが少し手間隙かかります。


    そして社会保険に加入しないといけません。実際のところ、働く人間が1人の株式会社において、社会保険に入っていない会社は結構あるのですが、現在はそれらの社会保険未加入の株式会社に対して、「加入促進」を年金事務所が積極的に行ってるので、社会保険に入らずに株式会社を始めても、早いうちに、「社会保険に入りましょう」と言ってくるでしょう。



    あとは法務局への登記ですが、これは司法書士さんなどに頼むのがいいと思います(私はそうしました)。自分で登記したいなら出来ないことは無いようですが少々面倒そうです。そんなこんなで、会社を作ることだけで25万~30万前後、掛かります。私が会社を作った際は幸い、手元にお金が少しあったので、30万前後の出費は、さほどきつくありませんでした。あとは資本金でウン十万を会社に入れました。その他、会社用の会計ソフトを買ったり、色々なものを購入して、会社設立の際に、100万以上のお金を使いました。まあ、大きな資本がある事業体なら、100万前後のお金は何てことない額ですが、個人事業主の方にとっての100万という額は、人によっては大金かもしれません。


    株式会社を作り、株式会社としてきちんと機能するような準備をするのには、ある程度のまとまったお金が掛かります。数万円ぐらいでは会社はできませんし、会社は回りません。その出費をして、あれこれと時間を掛けて面倒な手続きをやってまで、「会社を作るところ」は、それだけ、その会社が、「儲ける見込みがある」という自信と将来性の表れかなと思います。儲かる見込みの低いペーパーカンパニーをわざわざ数十万出して、作るような奇特な人も中にはいるかもしれませんが、普通は、「会社作って、ビジネスするぞ~、儲けるぞ~」という意気込みがあっての法人化が多いと思います。私の場合も、「株式会社にして、さらにM&Lが大きく発展していけるように。皆さんから愛される会社を目指して」という気持ちで法人にしました。遊びで30万前後を出して、株式会社を作る人はそうはいないということです。


    よって、株式会社を作る人は、「ビジネスに対する本気度、意欲が高い(遊び半分な気持ちではなく、ましてや副業でもない)」と一般的に見られやすいと思います。そういう点で、「信用されやすい」ということです。


    あと、「法人税」の支払いですが、利益が出てても、それらの殆どが役員報酬になったとしたら(役員報酬は全額、経費になります)、決算書では赤字なんてこともありえるので、その場合だと、法人税の支払いはゼロ円で、住んでる市に払うお金が6万で、県税事務所に21000円なんて感じになります(宮崎の場合)。また赤字額は繰越が7年か9年ぐらいできます(7年か9年か、うろ覚えです)。ただ、役員報酬を多めに取って、会社の利益が少ない場合、法人税の支払いは少なくても、社長自身の社会保険料は高くなります。その辺の加減(出ていくお金を最も減らす方法)は、私はあまり気にしていません。


    ※※役員報酬額は、期の初めに、「毎月いくら、年額でいくら」と決めないといけません(株主総会で決めること)。期が始まったのち、あとから、「この月は利益が多く出たから、この月だけ報酬を○万増やそう」というのはできません。


    株式会社にしたら、「ご自身の気持ち」や、「人間」が少し変わってきますよ。身が引き締まる思いがしますし、「代表取締役」という肩書きに相応しい人間に自然になっていきます。今は個人事業主の方も、意欲と情熱がある方は、いずれは株式会社にされることをお勧めします。個人事業主の方で、「仕事が本当に好きな人、さらに発展させて、利益を増やしたい人」は法人化がお勧めです。